ニュース:2007年03月08日

日本ストラタステクノロジー、新型ストレージの販売キャンペーンを開始
~高信頼、高パフォーマンス、シンプル運用のストレージを200万円から~

2007年3月8日(東京)発-日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長井正利、以下ストラタス)は、本日、同社のフォールト・トレラントサーバ(Fault-tolerant server=無停止型サーバ; )で動作するストラタスftScalable(TM)ストレージ製品の販売キャンペーンの開始を発表いたします。このftScalable(TM)ストレージ製品は、ストラタスの無停止型サーバftServer(R)と接続して使用する専用RAIDストレージで、 Windows(R) およびLinux(R)のどちらのOSでも使用できます。ftScalable(TM)ストレージ製品は、ストレージプロセッサ、ディスクアクセス・パス、HBA(ホスト・バス・アダプタ)、電源などを2重冗長化構成とし、15,000回転のSAS(シリアル・アタッチド・SCSI)ディスクを採用、そして高速な2重ミラーキャッシュを持ちます。RAID 1,3,5,10,50 などの構成で最大3シャーシ(容量5.2TB)まで搭載できます。高信頼、高速という特徴の他に障害が発生した場合の通知をftServer(R)用のリモート保守ラインで保守センターに通知し、リモートから保守できるという特徴を持ちます。これまで採用していたストレージ製品ではftServer(R)とは別にストレージ専用に保守ラインが必要であったのが、シンプルになり運用のコストと煩雑さを低減します。Windows(R) 又はLinux(R)のどちらのOSを搭載したftServer(R)にも対応可能なftScalabl(TM)ストレージ製品の発売を記念して販売キャンペーンを実施します。

ftScalable(TM)ストレージ製品の特徴と利点

  1. ストレージプロセッサ、ディスクアクセス・パス、HBA(ホスト・バス・アダプタ)、電源などを2重化冗長構成で持ちRAID構成ディスクと合わせて高い信頼性を実現しました。
  2. 15,000回転のSAS(シリアル・アタッチド・SCSI)ディスクを採用し、両側のキャッシュを高速で同期させる 「DupliCache(TM)」(デュプリキャッシュ:注1)機構と合わせて、高速なストレージ性能を実現しました。 DupliCache(TM)は高い書き込み性能を実現します。
  3. キャッシュの保護にはバッテリーを使用しない独自の新しい「EnviroStor(TM)」(エンバイロストア:注2)によりRoHS準拠:(注3)と環境保護を実現すると同時に、従来4~5年程度経過で必要になったバッテリー交換によるメンテナンスを不要とし、運用コスト低減に貢献します。
  4. 障害は自動的に検知され、サポートセンターに通知されます。更にリモートからのサポートが可能です。障害通知はftServer(R)本体のリモートサポートラインを共用し、ストラタスの24時間サポートが可能なサポートセンターと接続する事により、高いサービスレベルとワンストップ・サービスを実現しました。

キャンペーンの内容と価格

ftScalable(TM)ストレージ製品と下記のキャンペーン対象ftServer(R)本体を対象期間内に同時購入いただいたお客様に特別価格にてftScalable(TM)ストレージ製品をご提供いたします。本製品はストラタスのftServer(R)販売パートナー各社より販売いたします。

キャンペーン対象製品:ftServer(R)4300/5700システムと組み合わせ、同時発注のftScalable(TM)ストレージ製品

キャンペーン期間:2007年3月8日~5月25日までの発注分

キャンペーン価格:製品標準価格から136万円の値引きを行います。以下にサンプル構成によるキャンペーン価格をご案内します。最小構成では200万円を下回る価格で2重冗長化のストレージをHBA(ホスト・バス・アダプタ)込みでお求めいただけます。他の構成の場合は別途お見積りをご依頼ください。

内容 構成 標準価格 キャンペーン価格
ftScalable(TM)ストレージ製品
サンプル構成(1)最小構成
ストレージエンクロージャ、74GBディスク×4、ホストバスアダプタ×2、FCケーブル×2 ¥3,352,600 ¥1,992,600
ftScalable(TM)ストレージ製品
サンプル構成(2)500GB構成
ストレージエンクロージャ、146GBディスク×6、ホストバスアダプタ×2、FCケーブル×2 ¥4,008,200 ¥2,648,200

※1 上記価格は、税抜き価格となります。

※2 別途保守料金が必要となります。

※3 上記容量はホットスタンバイを含む構成で計算してあります。

※4 ftServer(R)販売パートナーは、下記URLをご参照ください。
パートナー一覧:http://www.stratus.co.jp/partners/

用語説明および注釈

注1 「DupliCache(TM)」(デュプリキャッシュ)

高信頼のストレージ製品であるftScalable(TM)ストレージでは故障でも停止しないように2つのストレージプロセッサを内蔵し、2枚のHBA(ホストバスアダプタ)から2つのパス(アクセスするファイバーチャネルのライン)を持つアクティブーアクティブ(絶えず両側に最新データを持ち両側からアクセスする)方式で動作しますが、その2つのキャッシュを絶えず同期して同じ内容を保持しておく必要があります。この同期を高速に処理するための機構をデュプリキャッシュと呼び、この機構により従来の方式に比べキャッシュの同期速度を約50%向上させ、ストレージへの書き込み処理能力を大きく向上させました。

注2 「EnviroStor(TM)」(エンバイロストア)

ストレージプロセッサのキャッシュは通常、停電などに備えてオンボードのバッテリーで短時間のバックアップを行っています。これはキャッシュにデータを保持し高速なアクセスを実現しているために万一の停電でデータのロストやファイルシステムが破壊されるのを防ぐためです。通常はキャッシュ保護のために小型のバッテリーを使用しますが、ftScalable(TM)ストレージでは特殊なキャパシタ(蓄電デバイス)とコンパクトフラッシュを組み合わせて使用する事により、RoHSとWEEEの環境保護規格に適合させると同時に短時間の保護ではなく長時間の保護を実現しました。

注3 RoHS(Restriction of Hazardous Substances):危険物質に関する制限の略。

RoHSは電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令。 2006年7月1日以降は、EU加盟国内において、特定の有害物質の含まれた電子・電気機器(electrical and electronic equipment, EEEと略す)を販売できなくなった。

ftServer(R)について

ftServer(R)は、CPU、メモリ、HDD、PCI、イーサネットなどのハードウエアを2重化し、障害時には片側のコンポーネントを自動で切り離すことによりシステムダウンやデータの損失を回避する無停止型サーバです。デバイスドライバの強化等OSの信頼性向上も行われており、現在までの実績で 99.9998%の連続稼動性能を実証しています。ハードウエアによる多重化機構により、通常のアプリケーションがそのまま動作するので迅速な導入・稼動が可能になり、障害が発生しても停止しないので、24時間連続稼動や管理者が常駐していないサイトでの運用にも最適です。ftServer(R)は、24 時間対応可能なサポートセンターでシステム障害を自動モニタリングし、リモートから診断・管理できる機能を組み込んでいるため、遠隔地での無停止連続稼動を実現します。システムに詳しい管理者を常駐させる必要がなく、コストを削減することができます。

ストラタステクノロジーについて

ストラタステクノロジー社は、ミッション・クリティカルなビジネスに必要な連続可用性を持つITシステムの実現と支援に特化したサーバとサポート、ソリューションをワールドワイドで提供しているソリューション・プロバイダです。ストラタスは、25年にわたり障害でも停止しないITシステムを提供しつづけ、製造、物流、流通、医療、通信、金融やその他の多くの産業向けのITシステムを連続稼動可能とするソリューションを提供しています。
詳細は国内向けWebサイト:http://www.stratus.co.jp
米国本社Webサイト:http://www.stratus.comをご参照ください。

本件に関するお問合せ

日本ストラタステクノロジー株式会社

担当 : 営業本部 マーケティング部 駒村・田中

TEL : 03-3234-5562

Email : ftserver.jpn@stratus.com

URL : http://www.stratus.co.jp

登録商標について

Stratus、ftServer、Active Upgrade、DupliCache、EnviroStor、Stratusロゴは、Stratus Technologies Bermuda Ltdの商標および登録商標です。

Microsoft、Windowsは米国Microsoft Corporationおよびその他の国におけるMicrosoft Corporationまたはその子会社の商標および登録商標です。

その他の文中に引用された社名/製品名については、各々の会社の商標または登録商標であり、各所有者が商標権を保持しています。

以上