導入事例:株式会社ハローズ

株式会社ハローズ

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高可用性分析システム構築事例

24時間365日営業の食品スーパー販売戦略システムに高信頼・高コストパフォーマンスのeverRun Expressを採用

広島・岡山・香川・愛媛・徳島・兵庫に展開する、24時間営業型の食品スーパーマーケット「ハローズ」。顧客ニーズを追求し究極の時間サービスで営業する同社の販売戦略は、24時間365日止まらない「分析システム」によって支えられている。同社では、その分析システムにストラタステクノジーが提供するeverRun® Expressが搭載された高可用システム「MIND HA システム」を採用した。システムの信頼性とユーザビリティを高めつつ、管理・運用工数を削減したハローズの成功事例を紹介する。

24時間365日顧客ニーズに応える地域密着型の食品スーパー

ハローズ緑町店(広島県)

創業以来「地域社会の生活文化向上に貢献する」を経営理念の第一義として、変化の激しい食品小売業界で24時間365日営業のスーパーマーケットを展開する株式会社ハローズ。必要な時に必要なだけ、高品質で低価格の安全安心な商品を、より生活に密着した品揃えと店舗構成で「地域一番お客様貢献店」を目指すハローズは、食品スーパーと来店頻度が近いドラッグストアやクリーニング、DPE、花屋、ビデオレンタルなどの業種、業態との複合化をはかり、より生活に密着した商業集積を実施。さらに、同社では特定の地域に集中した店舗展開を行うドミナント戦略をとり、広島を中心とする瀬戸内沿岸部の商勢圏に69店舗(2016年2月現在)を展開し、市場占拠率トップのリージョナルチェーンを作り上げた。これらの戦略が奏功し、売り上げが伸長。2015年には、東証一部上場を果たし、金融市場からも高い評価を受けている企業だ。

同社の販売戦略を支えているのは、POSデータの分析システムである。同社は2002年より、膨大なPOSデータを短時間で分析するデータウェアハウス・ソリューションを導入し、その結果を基に各店舗の現場レベルで商品管理を実施している。担当者の感覚に頼ることなく、今何が売れていて、何が売れていないのか、実績データから詳細な状況を把握し、顧客ニーズに応える商品を陳列できるようになったのだ。その結果、地域密着型の食品スーパーとして成長を遂げたのである。

分析システムの機能強化 信頼性とコストバランスを重視

同社のPOSデータ分析システムは、これまで2回ほど機能拡張を実施し、現在のハローズのビジネスに欠かせない存在となっている。今回ハードウェアのリプレースに伴い、商品分析に必要なWebサーバ(POS開示用)を冗長化して信頼性を高めると同時に、受付サーバを追加しパフォーマンス向上を検討した。

「分析システムは、当社の販売戦略を策定するために重要です。利用頻度も高く、各店舗の現場における商品分析にも有効に使用しています。もしこの分析システムが停止してしまうと、ビジネスに大きな影響が出るでしょう。そこで、分析システムの耐障害性を高めるため、今回のシステムの機能拡張を行いました」と、執行役員 管理本部 財務経理部長(情報システム 担当)の田原芳昭氏は語る。

システムの耐障害性を高める対策としては、フォールト・トレラント(FT)サーバやクラスタ・システムを導入するのが一般的だ。FTサーバはハードウェア障害が発生しても、システムは処理を継続するためサービスが止まることがない。ミッションクリティカルなシステムに最高の信頼性を担保する無停止型サーバとして利用されている。一方、クラスタ・システムは複数のハードウェアを連結して冗長化し、可用性を高める手法で、比較的導入コストを抑えることはできるが、ハードウェア障害発生時にはシステムの切り替えを伴うため、サービス停止時間が発生するというデメリットもある。

「当社では、受発注システムのようにサービス停止の影響が大きいシステムには無停止型サーバ『ftServer®』を導入・運用しています。しかし、今回の分析システムについては、投資コストや可用性要件、ICTシステム全体のバランスを考えると、ftServerを導入するのは適切ではないと考えました。とは言え、クラスタ・システムでは、ハードウェア障害発生時にダウンタイムが伴うだけでなく、システムが複雑化するため運用負荷が増えてしまいます。何かいい解決策がないかと探していたところ『MIND HA システム』の提案がありました」と、財務 経理部 情報システム課長の渡壁藤応氏は振り返る。

容易に高信頼性仮想化基盤を実現する MIND HA システム

三菱電機インフォメーションネットワーク社が提供するMIND HA システムは、2台のPCサーバとストラタステクノロジーが提供する高可用システムソフトウェアeverRun Express(MIND HA システム 専用エディション)を組み合わせた、信頼性の高い仮想化基盤を実現するソリューションだ。2台のPCサーバにプリインストールされたeverRun Expressが、それぞれの仮想マシン上で稼動するアプリケーションとデータを常にミラーリングしているため、ディスクやネットワーク障害時にはもう一方のサーバが処理を引継ぎ、システム自体が停止することがない。万が一、CPUやメモリに障害が発生した場合には、もう一方のサーバで仮想マシンが再起動する。障害発生時の対応はeverRun Expressが自動で行うため、運用負荷もない。また、サーバ内蔵のハードウェアRAIDでデータの堅牢性を担保するため、高価な外部ストレージも不要だ。

「高可用システムを自社で一から構築すると、検証なども必要で工数が掛かってしまいます。MIND HA システムは、everRun Expressも検証・インストール済みの上、アプリケーションプログラムの修正もすることなく、高可用性システムを実現できました。さらにMINDのサポートセンターで障害を24時間365日監視してくれているのでサポート面でも安心しています。このような安価で信頼性の高いシステムを求めていました」と、渡壁氏は語る。MIND HA システムはICTシステムの信頼性向上とトータルコスト削減にも寄与するソリューションなのだ。

企業の成長に欠かせない ICTシステムの最適化を実現

MIND HA システムの導入はスムーズに進んだ。LANケーブルを抜くなどの疑似障害テストも実施し、満足の結果を得た上で本番稼動を迎えた。ハードウェアスペックが向上していることに加え、受付サーバ導入による負荷分散処理を実装したことにより、信頼性対策だけでなくユーザビリティの向上も実現した。もちろん受付サーバにもMIND HA システムを採用している。

さらにMIND HA システムは、運用管理に特別なノウハウが必要ない。高信頼のシステムでありながら、シングルサーバと同様の使い勝手なため、右肩上がりに店舗数が増え、システムの運用負荷を低減したい同社にとっては最適解だったのだ。

全店舗24時間365日営業のハローズにとって、本部、各店舗、取引先、ベンダーに提供する業務サービスシステムを止めないことは最重要課題の一つだ。「食品スーパー業界は競争が激化しているので、戦略を立てるためのICTの重要度が増す一方です。MIND HA システムのような高信頼でありながら、適切なコストで運用もシンプルなシステムを導入したい個所はまだまだあります。今後、ハローズのICTシステム全体の最適化を実現するインフラとして大きく期待しています」と、田原氏は今後の展開を語る。

これまで、コストやノウハウが課題で冗長化できなかったシステムにMIND HA システムを適用することは非常に容易だ。30年以上にわたって培われたストラタステクノロジーの高可用性技術を搭載したMIND HA システムは、多くの企業のICTシステム部門をはじめパートナー企業から高い期待が寄せられている。

ハローズ様 システム構成イメージ

Interviewee
株式会社ハローズ
執行役員 管理本部
財務経理部長
(情報システム担当)
田原 芳昭
株式会社ハローズ
財務経理部
情報システム課長
渡壁 藤応
Profile
  • 社名
    株式会社ハローズ
  • 本社
    広島県福山市南蔵王町6丁目26番7号1
  • 本部所在地
    岡山県都窪郡早島町早島3270番地1
  • 設立
    昭和33年10月
  • 資本金
    1,167,625,000円(平成27年2月28日現在)
  • 事業内容
    食品スーパーマーケット業
  • 従業員数
    866名(平成27年2月28日現在)
  • URL
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