導入事例:株式会社 煌

株式会社 煌

製造
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高信頼性生産管理システム

24時間365日稼動する炊飯・加工米飯製造の生産管理システム
短納期を支える止められないシステム基盤にMIND HAシステムを採用

株式会社煌様外観画像

日本の食文化の都・京都を拠点に、ご飯やおにぎり、巻き寿司などの炊飯・加工米飯の製造販売を幅広く展開する煌。高い炊飯能力と技術で大手流通グループ向けPB商品も手掛ける同社の製造ラインは24時間365日稼動している。同社では、リードタイムが短い商品の製造を支える生産管理システムにストラタステクノロジーが提供するeverRun® Expressが搭載された高可用性システム「MIND HA システム」を採用した。限られた予算内でシステム停止リスクを低減した煌の成功事例を紹介する。

顧客満足度を追求する徹底した味へのこだわりと、厳しい品質管理

煌様製品画像

 京都・長岡京で炊飯および米飯加工製品の製造販売業を営む株式会社煌。「挑戦と創造」を経営の基本としている同社は、お米を中心とする繊細で優雅な日本の食文化を、現代の ニーズを踏まえた食のカタチとして伝える「創造米飯」メーカーとして、2002年の創業以来、高い炊飯能力と炊飯技術を強みに右肩上がりで業績を伸ばしている。そんな同社のこだわりは「味」。お客様に満足して頂けるよう原材料を厳選し、データに基づく理論と徹底的な試作によって炊飯の最適化を追求。さらに、トレーサビリティのある米の採用や安全性に十分配慮した最新精米工場で精米した米の使用、米以外の具材についても出来るだけ食品添加物などを使用していない材料を使用するなど、味だけでなく「安心・安全」にもこだわった商品を提供している。全農パールライス100%子会社である同社の安くておいしい、高品質なご飯や加工米飯は旅館、寿司・料理店、百貨店、スーパーや給食などを通じ、様々なシーンで幅広いお客様に親しまれている。また、2012年頃からはお弁当の商品開発にも積極的に取り組み、社員の意見を取り入れて商品化した「京風出し巻玉子のお弁当」は、おかずを出汁巻き玉子1品に特化した大胆なコンセプトで、お米の美味しさをシンプルに低価格で味わえる商品として、わずか2年で平均日販6000食を売り上げる人気商品となった。

受注翌日出荷を支える生産管理システムに求められる高信頼性

 「当社の強みは炊飯能力です。当社の生産設備には毎時60釜*1の炊飯ラインを2本整備しています。関西地区でこれだけの高い炊飯力を構えている加工米飯業者は他にありません。」 と、営業・企画部 部長 槇山理志氏は語る。「現在、当社の売り上げの大半を占めているのが大手流通グループのPB商品向けの米飯です。おいしい米飯を毎日提供するため、工場は24時間365日休み無く稼動しています。リードタイムも非常に短いため、生産管理システムが止まることは許されません。」と、槇山氏は続ける。通常、流通事業者や取引先から煌に注文が入ってくるのは夕方16時以降。そのデータを生産管理システムに取り込み、自動計算で生産計画を立て、夜には生産工程に入り翌日には出荷する。中でも、大口取引先である大手流通業者のPB商品の注文データが入ってくるのは、夜21時頃。「ここで万一、システム障害が発生して受注データが取り込めなかったり、生産指示が出せなかったりすると翌日の出荷に間に合わなくなり、お客様にご迷惑をおかけするだけでなく、これまで煌が築いてきた信用を失ってしまいます。システムを安定稼動させることは当社の急務でした。」と、管理部 課長 寺村元宏氏は振り返る。「当社には情報システム専任の部署がありません。私が生産管理担当としてシステムの運用管理も兼務していますが、何か障害が発生すれば業務時間外でも呼び出しがかかります。当社の生産ピークタイムは夜。さらに、土日や祝日は出荷量が増える傾向にあり、年末年始やお盆などは繁忙期となります。何かあった時にトラブル対応に駆けつける間の時間がもったいない。障害が発生しても業務が止まらない仕組みを作りたいと考えました。」と、営業部 生産管理部門 稲内健太氏も当時を振り返る。

 そこで同社では、生産管理システムの更改時期に併せてインフラ基盤の検討も開始した。「限られた予算内で、生産業務の停止リスクを限りなく低減できる仕組みをどう構築するか、生産管理システムのソフト、ハード両面から検討を始めました。」と、稲内氏は語る。同社では創業時から株式会社エクスが開発する生産管理システム「電脳 工場」を導入している。「電脳工場は中堅・中小規模向け生産管理システムとして広く導入されているパッケージ製品ですが、部品を1個単位で管理するなど、モノを作るためのシステムです。当社の生産は具材を“cc”や“グラム”単位で扱うため、かなりカスタマイズをしていました。しかもその配合は各商品だけでなく、納入先によっても異なります。他の生産管理システムも検討しましたが、当社の業態に合致するパッケージは他になく、これまで築いてきたノウハウもそのまま引き継ぐことができるため、ソフトウェアは電脳工場をバージョンアップすることにしました。」と、寺村氏は経緯を語る。

 ハードウェアの高信頼性対策については、後まわしになってしまっていたという同社。「これまでは本番系と待機系の2台のサーバー構成を採用し、本番系のサーバーに障害が発生した時には手動で待機系に切り替えていました。ハードウェア更改の第一条件は予算内で収まること。第二はハードウェア障害が発生した場合に、手動ではなく自動で待機系に切り替わるものが良いと考えていました。」と、稲内氏は語る。そんな同社が生産管理システムのハードウェア基盤に選んだのは、株式会社たけびしが提案するMIND HAシステムだった。


*1:釜当たりの炊きあがり炊飯量は15㎏

限られた予算内で最大限システム停止リスクを回避するMIND HAシステム

 京都に本社を構えるたけびしは、幅広く産業用エレクトロニクス機器を扱う技術商社だ。情報システムの分野においても、機器の販売からシステム開発、メンテナンスまで一貫した三位一体の事業を行うシステムインテグレータとしてユーザー企業から高く評価されている。そのたけびしが煌のインフラ基盤として提案したMIND HAシステムは、三菱電機インフォメーションネットワーク社が提供する高可用性システムだ。2台のPCサーバーとストラタステクノロジーが提供する高可用システムソフトウェアeverRun Express(MIND HAシステム専用エディション)による冗長化構成のMIND HAシステムでは、2台のPCサーバーにプリインストールされたeverRunExpressが、それぞれの仮想マシン上で稼動するアプリケーションとデータを常にミラーリングしているため、ディスクやネットワークに障害が発生しても、もう一方のサーバーが処理を引継ぎシステム自体が停止することがない。万が一、CPUやメモリに障害が発生した場合には、もう一方のサーバーで仮想マシンが再起動する。障害発生時の対応はeverRun Expressが自動で行うため、運用負荷もない。 また、サーバー内蔵のハードウェアRAIDでデータの堅牢性を担保するため、高価な外部ストレージも不要だ。

 「たけびしは当社とまだ取引のない頃から私達のことを親身に考えて提案してくれ、困った時にはいつもサポートしてくれています。当社のシステム課題を熟知しているたけびしが提案するMIND HAは、当社の条件をクリアするだけでなく、予算内で最もリスクを低減できるソリューションでした。電脳工場の販売実績も多く、ハードウェアや ネットワークのサポート体制が整っているたけびしなら対応してくれる幅も広く、安心して任せられます。導入に迷いはありませんでしたね。」と、稲内氏は振り返る。

創造と挑戦を続ける煌のシステム基盤を支えるMIND HAシステム

 2016年5月、新生産管理システムの本稼動が開始した。検証期間も兼ねて、約1カ月間は新旧2つのシステムを並行稼動したが、トラブルもなく移行作業はスムーズに進んだ。「MIND HAシステムの導入により、ハードウェア障害で業務が止まるという心配はなくなりました。ソフトウェアについても、トラブル発生時に外部から対応ができるような仕組みを構築しました。これにより自宅から会社に駆けつけることなく、トラブルがわかった段階で迅速に対処ができるようになりました。高信頼な生産管理システムを構築でき、本当に安心しています。」と、寺村氏も満足の表情を浮かべる。

 止まらない、トラブルに強い生産管理システムを構築した煌。私達の食生活に欠かすことのできない米飯のおいしさをどこまでも追求し、安全で安心な商品を提供する同社の止まらない挑戦と創造を、高信頼なシステム基盤が支えている。

煌様 システム構成イメージ

煌様システム構成図
Interviewee
株式会社煌_槇山様プロフィール画像
株式会社 煌
営業・企画部
部長
槇山 理志
株式会社煌_寺村様プロフィール画像
株式会社 煌
管理部
課長
寺村 元宏

株式会社煌_稲内様プロフィール画像
株式会社 煌
営業部
生産管理部門
稲内 健太
Profile
  • 社名
    株式会社 煌
  • 所在地
    京都府長岡京市神足芦原12 番地1
  • 設立
    2002 年3 月22日(登記)
  • 資本金
    9,000 万円(2016 年4 月現在)
  • 主要株主
    全農パールライス株式会社
  • 事業内容
    炊飯および米飯加工製品の製造販売
  • 従業員数
    135 名(パート含む)
  • URL
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